プロフィール

産業カウンセラー 小林未果 プロフィール

臨床心理士
東邦大学 教育・研究支援センター 非常勤講師

【経歴】
雙葉高等学校卒業後、渡米
Teachers College, Columbia University, 発達心理学修士課程修了
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 心療緩和医療学分野 博士課程修了
国立精神神経医療研究センター 精神保健研究所 社会精神保健部 流動研究員、精神科クリニック、地方行政・企業、大学での契約カウンセラーを経て
現在は、東邦大学教育・研究支援センター非常勤講師、シャープ株式会社契約カウンセラー、日本ヒューム株式会社カウンセラー

現在、夫と子どもの3人暮らし
最近は、やすみの日にベランダのビオトープ作りを楽しんでいます。

産業カウンセラー 小林未果 インタビュー

小林未果イラスト

Q 産業カウンセラーとしての仕事内容を教えてください。

契約している企業に訪問して、カウンセリングをさせていただいています。
内容については、企業のご担当者と相談しながら決めるのですが、お一人について20~30分位でカウンセリングを行うことが多いです。
他に、ご依頼に応じたメンタルヘルスに関わる講習会なども行っています。

Q カウンセリングをお勧めする対象者はどの様な方ですか?

企業によってカウンセリングの対象となる方は異なるのですが、例えば、転勤、昇格、入社など変化があった時期から3ケ月ほど経って、生活面等が落ち着いた頃合いにカウンセリングを受けていただくことをお勧めしています。
というのも、生活に変化があった時には、いつもと比べて心身ともに疲れやすいと感じる方が多いと思います。新しい環境に適応し、人間関係を構築するということは、緊張もしますし、時間を要しますよね。そのようなことから、ある程度落ち着いた頃に、面談を実施し、身体の不調が続いている、不安等を感じている場合にフォローが必要な方は、企業の産業医や担当部署の方などと連携して対応しています。

Q コンサルティングはどの様に行うのですか?メンタル面でフォローが必要と思われる方は?

まずは生活、仕事、通勤、家庭などの日常生活についてお尋ねして、そのお答えやご様子から疲れ過ぎていないか、人間関係などによるストレスで負担がかかり過ぎていないか等を見させていただいています。
不眠、過眠、食欲不振や過多、頭痛などの身体の不調が出る方もいますし、起きるのが辛い、憂うつ、メールを打つのが億劫になる、身なりを気にしなくなる等の別の表れ方をする場合もあります。
まじめで責任感が強い方が自分を追い込んでしまったりする傾向もみられます。また、ご自身ではメンタルの変化にお気づきでは無い方も多いのです。

Q メンタルヘルスを維持するために日常生活でできることはありますか?

仕事以外でうまく息抜きができ、気分転換になることを見つけることをお勧めしています。
例えば、長期休暇の際に旅行をする等でも、もちろん良いのですが、日常の中にふーーっとできる瞬間をつくること、瞬間リラックスが大事に感じています。呼吸法でも、好きな景色を見る、家族や友人と話す等、何でもよいのです。“おぼれる者はワラをもつかむ”のワラ、つまり自分へのご褒美をたくさん用意してあげるとよいのではないかと思います。

Q カウンセリングでどの様な話をされるのですか?

ご自身について、特に悩み事を話す機会というのは、意外とすくないかもしれません。最初は「こんなに自分のことを話してもいいの?」と戸惑われる方もいらっしゃるのですが、お話をお聞きしているうちに、多くの方がご自身のことをたくさん話してくださいます。
私からみなさんには、“自分は大丈夫と思っていても、どんな方でもちょっとしたことがきっかけに不調になる可能性があります。もしいつもの自分と違うなあと感じたら、思い出していただいてご相談にいらしてください。”と伝えています。そんな存在があることを知っていただくことが、安心につながると思っています。
また、“毎日、朝から夕方まで働いているのはすごいこと。自分をねぎらってください。”ともお伝えしています。初めて言われたと驚かれたり、ホッとされたり、時に涙をする方もいらっしゃいます。
忙しい毎日の中で、自分を振り返る時間を持ちづらいと思うのですが、面談を通してご自分の現状を整理していただいて、その中でご自身をほめて、労っていただければと思っています。

Qカウンセリングの仕事はご自身にとってどのようなものですか?

お話を聞くのが好きなのですが、本音を伺えたりすると、やりがいを感じます。
悩んでいる方には、解決する方法を、一緒に、時にうんうんうなりながら考えたりします。そんなやり取りの中で、カウンセラーである自分自身が結局癒されたりすることも多いのです。
会社を休んだ後に復職して元気になられる方の経過を見させていただいたりすると心から喜びを感じます。お一人おひとりとの新しい出会いとカウンセリングを通じた新鮮な学びにいつも元気をいただいています。